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利益の占有と共有

たとえ話としてねずみがそれぞれ100匹の集団があるとしよう.

集団Aは,強い者がすべてを占有する社会である.早く餌を見つけ,他を殺せるものが生き残っていく.

集団Bは強いものが多くを得ながらも,共有する社会である.他のものも生きて行けるように分け前も与える.

さてそれぞれの集団どうなって行くだろうか? 

集団Aではやがて,上位5匹のみが生き残った.圧倒的に強いねずみも,あるとき調子の悪い時に餌にありつけず亡くなっていく.

集団Bでは病死を除いて90匹が生き残っている.強いネズミも弱いネズミも,餌の多い少ないはあっても生きている.

どちらの集団に属したいか?多くの人はBではないかと思う.

人間の世界も同じである.拝金主義で自分の利益を最大限主張する社会が集団Aであり.他もやっていけるようように全ての利益までは主張しないのが集団Bである.なにかの成果が挙がれば,その権利を全て主張したくなるかもしれない.主張しないと損していると感じるかもしれない.だが全ての利益を搾取しないことは,結局自分の利益に繋がっている.不当なまでに他人の利益を削って,自分の利益を主張することは結局自分の不利益になる.

現実の世界で考えると,集団Bのような高いモラルと和の精神で,類い稀な繁栄を築いたのが日本だと思う.日本が先進国として現在の世界での地位を築けたのは,偶然ではなく必然だと感じる.

会社は誰のものか..株主?,従業員?,社会? 
僕は従業員>社会>株主の順位で皆のものと思う.従業員が幸せを感じながら仕事ができて,その幸せを顧客(社会)へ提供し,株主に利益を還元する.この三者のうち,どこかが利益を占有し始めれば,やがてこの会社は崩壊する.それぞれの利益を共有することで永続することが可能となる.会社は株主のものだと主張しても,所詮株主は出資しているお金の損失以上の不利益は被らない.従業員はお金で計れない人生を掛けている.

日本・世界を動かす2割の人々へ,利益の共有は自分のためだと気付いて欲しい.

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