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メガネをかけ直そう!

皆,無意識のうちに目に見えないメガネを掛けている.
先入観である.

世の中,何か自分にとって悪いことが起きる.自分だけ不幸な運命にある.あの人の行動・言動は悪意がある.etc.

自分の期待したとおりの反応・結果が得られないと,negativeに捉えるのが普通.

でも,これをpositiveに捉えられるメガネを掛けられると人生楽しくなる.

世の中,計画通りに行かないのが普通.予定通り完璧に物事が進むのは1%.日頃から99%の失敗(期待通りに進まない)に備えながらも,1%の成功を確実に逃さず進み続けること.

 

逆に自分がnegativeなメガネで物事を見ていなくても,他人にnegativeなメガネで評価されることがある.それでも自分はpositiveなメガネでその人を見続けよう.

僕はこうやっていろんな人に合わせてやっていける自信がある方だが,唯一苦手な相手がいる.「妻」である.彼女だけは僕に難しい.基本的にmy paceで独りが好きな自分には,家庭というのは距離が近すぎるんだろうな...それでも元気な子供三人に恵まれて,僕は運が良すぎる.J

Take everything positive!

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ストレスを楽しもう

誰でもストレスのない生活を夢見るものである.ストレスという苦痛の少ない選択をするのが普通である.

でもストレスの少ない生活はあっても,ストレスのない生活はないストレスがなければ人間は生きてイケないように作られているからである.

動物という生き物は,ストレスという痛み刺激を感じることで危険を避けて生き延びていく.赤ちゃんや痴呆老人はストレスが無さそうに見えるがそうではない,飢えのストレスを感じず泣かなくなれば放置されて死んでしまう.どんなお金持ちも,死を恐れ・飢えを恐れ何らかのストレスがあり,そのために生きている.

ストレスは生き延びていくための大事な要素である.

ストレスを感じてもそれを深刻に捕らえず,楽しんでいこう.

皆がストレスのない生活を夢見て,最終的に皆に平等に機会が与えられる.死が訪れること,それはストレスが「0」になるときである.ストレスが「0」の人間なんて存在しない,もしそうなら神様だ.ストレスは生きている証拠を感じて,楽しんで行こう.

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恥を恐れる→可能性を限定

忙しいことを理由にblogの毎週月曜の更新を一回忘れてしまった...
現在の職場は,まだ慣れていないというストレスはあるが,肉体的にも精神的にも以前より格段に楽なはずであり,一重に自分の怠慢だと反省...でもやらなければならないことが全然できてないなぁ..

っで今日の本題,
恥を恐れることの有害性について,誰でもついつい波風立てずに・失敗や恥をかきたくないと思ってしまう.でもそれは同時に,自分の可能性を限定してしまっている.人間関係・仕事で恥をかかない・怒られないと思えば,何もしないことになってしまう.それではリスクもリターンも低い.恥をかくリスクを取りながら,より大きな可能性のリターンを狙わなければならない.リターン/リスクの比(期待値はプラス)を考えれば,恥をかく・怒られるぐらいのリスクはいつも取りに行く積極性を身に付けたい.

Stay foolish!

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医療崩壊を食い止める署名運動

以前に福島県立大野病院事件で署名したのですが、それに関連して以下のメールを受け取りました。
一般の方・医療従事者の区別なく署名を求めているそうです。
不完全ながらも、現在の日本の安くて良い医療の利益を享受しているのは、僕たち現在の日本人です。署名一つでは社会は変わらないと思うかもしれませんが、小さな積み重ねが大きな一歩の始まりです。身近な人に教えてあげたり、リンクを張ったり、メールを転送したり。。。ちょっとしたことが大きな流れの始まりです。4/15が締切期限です。

限られた医療資源を効率的に次世代に引き継ぐことが、子を持つ親としての責任と思っています。

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周産期医療の崩壊をくい止める会(perinate-admin@umin.ac.jp)より、ご報告とお願い

先日は福島県立大野病院事件の署名にご協力いただきありがとうございました。
2007年3月現在、頂いた署名数は11400名を越えました。
皆様の声が、世論を動かすことができたと考えております。

2007年1月に公判がはじまりました。
支援のため、裁判の様子を皆様にお伝えしたく、
公判傍聴記をHPで紹介しております。
http://plaza.umin.ac.jp/~perinate/

裁判を傍聴して、あまりに無意味で愚かしい状況に、悲嘆の念を禁じ得ません。

大野病院事件以後、我が国が抱える医療紛争の問題に関して、議論を続けてまいりました。
医療紛争問題、医師法21条問題、問題点をまとめて厚生労働省へ提出するこ とを考えています。
http://expres.umin.jp/genba/comment.html

厚生労働省が募集しているパブリックコメントに提出する私達の意見にご賛同いただける方は
このメールにご返信いただけますよう、どうかよろしくお願いいたします。

厚生労働省、世論を動かすには一人でも多くの御協力が必要であると感じています。
周囲の方にも呼びかけていただけませんでしょうか。   
本活動への御理解を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

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「周産期医療の崩壊をくい止める会」事務局
〒108-8639 東京都港区白金台4-6-1
東京大学医科学研究所
探索医療ヒューマンネットワークシステム部門
上 昌広、田中祐次、松村有子
Tel: 03-6409-2068  Fax: 03-6409-2069
e-mail: perinate-admin@umin.ac.jp

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タミフルは薬害?誰が得をしている?

タミフルが巷で話題のようです.

医療従事者の端くれとして,全くの私見を書こうと思います.

出てくる数字は僕のうる覚えですので,正確なものではありません

<個人的使用感>

タミフルを使用している感覚としてはせん妄・自殺が騒がれている以外は副作用もなく使いやすい薬です.48時間以内に使用すれば発熱期間を1-2日短縮と言いますが,発症して数時間ほどで来院して処方した際には劇的に効く印象(1日で解熱)です.やはり画期的な薬剤という感(あくまで僕個人の経験談)があります.

このせん妄・自殺の副作用の報告があってから,処方しないで様子を見た患者さんも多数いますが,それでも急に起き上がって分けの解らないことを喋っていたという患者さんも何人もいます.

<自殺者>

御家族にとって大事な特に若い子供さんが急死するというのは辛いことです.それが数十人(? 具体的数字知りません)も報告されていたとしたら,どうして,何が原因だ..と感情的になり誰かの責任を追及したくなるのも当然です.

ただここで感情論と科学は分けて考えなければなりません.発売後5年間(?)の死者が100(?)として,処方された延べ人数が1000(11人に一人の割合で処方された経験があると概算してます)としましょう.10万人に処方して1(0.001%)の死亡率です.インフルエンザによる死亡率よりは低い気がします(手元になんのデータもないので感覚です)

当局はこんな感じの大規模な調査を行って関連性を検討して現在ははっきりした関連は言えないとなっている状況です.内服後数時間では異常行動のリスクが上がるという意見もありますのでわかりませんが、いろんなバイアスを排除していくには結局大量の正確なデータを集めて解析を待つしかないと思われます。

もし譫妄の副作用率が高いとしても,有効性が高ければ使用すべき状況(インフルエンザの重症化のリスクがある人・鳥インフルエンザetc.)はあります.

家族の命を奪った薬と思えば,即刻禁止にしてこの世から消えてくれと思うのは当然ですが,リスク・ベネフィットを考えて,個々の症例だけではなく,全体として国民にどちらが有用かを検討しなければなりません.

<日本特有の問題>

過去に世界のタミフルの7割が日本で消費されたという話があります.どうして日本でそんなに消費されるのでしょうか?

1. 医療機関にアクセスしやすく,重症じゃなくても発熱1日目に病院受診.→海外では医療アクセスが悪い,すぐに受診することが少ない.

2. 医療費を気にする必要がなく,安易に高価な薬が処方される.→海外では医療費が高く,患者・医師ともに費用対効果比を考えて,軽症に薬を出さない.

3. インフルエンザ迅速検査が普及している.医療従事者・患者さんに検査好きの風土あり? →海外では医療費が高く念のために検査ということが少ない.

上記の状況で,発熱48時間以内でインフルエンザで医療機関に受診する例が少なく,しかも検査できる機関が少ないため,海外では日本ほど処方されません.

 

ここから今日の記事の本題です.上記を踏まえてこのタミフル大量消費で誰が一番得をしているのでしょうか?
製薬会社・医療機関という意見が多いと思いますが,実は僕たち現代に生きる日本人ではないでしょうか? 世界で類を見ない安い医療費で世界最高水準の医療を手軽に受けるという利益を現代の日本人は享受しているのです(それでも先進国最低の国民の医療満足度という悲しい状況です..パンデミックに使う大切な薬で世界が挙って備蓄して供給量不足の状況下で、大量消費した上で耐性ウイルスを誘発リスクも犯しています。。。皆、医療資源は共有財産だという感覚を忘れがちです)..そして,ここで感情論から医療をますます萎縮(医療崩壊)させて,その被害者は誰でしょうか?..僕たちの子供・孫の次世代日本人です.

まず批判ではなく,良い点を評価して,それを改善するには何が必要かを考えて行くべきと思います.次世代に繋がる医療のためには誰か個人の批判をするだけではなく,システムを改善していくことを考える必要があると思います.

次世代のためには,効率的な医療資源の投下(医療資源は限られており世代間で共有しないといけない)と合理的なリスクを取る必要があります.現在の世界で、異常に恵まれた日本の医療体制は崩壊が避けられません。

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