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日本の危機→勝機

今回は怠慢で遅ればせの記事です.
現在,仕事で香港にいます.久しぶりに日本人以外に囲まれて過ごして,ホトホト自分の英語力の未熟さを感じさせられます.American英語,British英語,Indian英語,オーストラリア人の英語,シンガポール人の英語,香港人の英語...presentationはまだ良いんだけど,discussionや親睦を深める日常会話には取り残されています.まず言っている事が拾えキレないし,自分の言いたいことがうまく表現できない...そのため自分から積極的にcommunicationできず,内向的になってしまう(以前,北京でいた環境を思い出します)..暫く日本にいて,日本人の間では出来る方だと思っていた怠慢を反省...地道にやるしかないなぁ..
話しが横に逸れたけれど,business meetingで感じるのは中国市場への関心の高さです.13億人もいる市場で,globalで活躍できる人材も大量にいます.日本の市場は別に扱われ,日本以外でのAsian-Pacificでcollaborationが進んでいっています.これは今の会社(外資系製薬)だけの話ではないです.
ただ医学の世界のevidenceになりえる臨床試験のlevelはまだまだです(私もまだまだ素人ですが,目にしたものは試験の目的・症例数設計などtop journalに載せてもらえるような品質ではないです).これが中国でできるようになるには4-5年はかかると思われます.
欧米では臨床試験のノウハウを持った製薬企業と臨床医師が対等の立場で結びつき,企業の利益・研究者の利益が一致して莫大な研究費がevidence作りに投入され,医学が発展しています.日本は製薬企業の臨床試験設計のノウハウが,臨床研究者にうまく移行できずevidenceが十分作られていません.中国では製薬企業がまだ臨床試験のノウハウを構築できていません.これが私の感じる中国に比べて5年程日本が進んでいると感じることです.
これが中国政府の戦略的動き(中国人のデータを求める流れ)と外資系製薬の中国市場への投資と重なると,evidence作りで少ないながらもAsiaで一人勝ちの日本もいずれ中国に抜かれるでしょう.
evidenceが幅を利かせている今の医学の世界では必然の流れです.
日本の医療従事者,当局etcなどなんとか伝手を作って働きかける必要を切に感じさせられます.

p.s. ちなみに日本は中国をいろんな産業で脅威に感じてライバル視していますが,中国は日本のことはライバルとも思っていません.(あまりに潜在力が違いすぎて当然といえば当然ですが...)
日本人よ目を覚ませ!! このままじゃ日本は終わりだぞ・・・!!

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コメント

英語に対しての関心の高さがうかがわれます。
凄いですね。
英語を話す文法などの力よりも、やはり内容が重要だと思います。普段のCNNなんかのニュースの中にも話す内容がいっぱいあります。周りのアメリカ人の中にはイチローを知らない人も結構いるんですよ。日本では毎日報道されていますが、アメリカで話題になることはあまりありません。日本人が思っている話題とアメリカ人が思っている話題には少しずれがあるようです。他の人が興味を持ち自分が色々突っ込んで話していけるよう、内容で勝負してはどうですか?話術はあとでついてきます。母国語が英語の人の話すまねをして、分からない所を調べるというのが、僕が思ういちばんいいやり方と思います。

中国の位置付けというのはどうなんだろう。
アメリカでは中国の研究や情報をあまり信用していないように感じます。どちらかというと特許や著作権などが整備されていなところですから、国際的には難しいと思います。

投稿: みちみち | 2007年8月30日 (木) 03時13分

思うに、言葉だけの問題だけではないような気が最近します。
やはり、コミュニケーションをするにあたって、相手の文化背景などを理解していないと、何から話したらいいか分からないし、仮に会話したとしてもちぐはぐな会話になりかねない。
うまいか下手はその次だな。
中国には確かに不可信な面が相当ありますが、いろんな意味で潜在力はかなり大きく未知数です。裏を返せば、その不可信な面を改善できたら、大変な力を持つことになるということです。或いは、今ある不可信な側面は、われわれにとっての市場を切り開くチャンスでもあるのです。そこをうまく取り入れられるかは、やり方次第ですが。
まあ中国自体、もともと清の時代まで世界一の勢力を誇ってきた国ですから、勢力を取り戻すのは時間の問題でしょう。

投稿: jacky | 2007年8月31日 (金) 05時21分

> みちみちさん
久しぶりです :-)
確かに基礎的な共通知識がないと例え日本語でもcommunicationできないものです.
私の場合,絶対的に英語力が足りないのは確かなんです...
先日の香港滞在時にCNNを付けていましたが,どっかの議員(保守派でありながらゲイと疑われている人)がトイレで猥褻なsignをしてどうこうというのが話題になっていましたが,細かなことがよくわからない(8割りぐらいはわかる).
どっかのミスアメリカ(?)のteenagerが,質問に答えるのにアメリカの場所を間違えて(?)頓珍漢な返答をしたというニュースがありました.問題のinterviewが何度も流れるのですが,私にはteenagerでありながら,なんだか南アフリカやイラクの教育問題をコメントして立派という風にしか聞こえなくて,どこが問題になっているのか理解できないんです...
...ってな感じです.
これがAmerican Englishでニュース・presentationで聞き取りやすい英語での状況です.これが感情的になったdiscussion,廻りの騒がしいpartyのような状況だと,おして知るべし...概してアメリカ人 < イギリス人・オーストラリア人 < シンガポール人 < インド人の順番で英語の聞き取りが難しくなり,話すことについてはずーーっと下の状況....なんかいい方法はないかなぁ..
# ところで映画も聞き取れないんです..あれっていきなり見ても判るように作ってあるはずなのに...:-)

中国の方は言われる通り,今現在はまだまだだと思います.ただ,これからの先の将来性を考えるとすごいというのがあります(知れば知るほどpotentialの差を感じます).私は基礎系の研究はよくわかりませんが,臨床系の研究の方をいろいろ危惧しています.あまり細かく書けないので,また直接会った時に話しましょう.:-)

投稿: 夢見るK | 2007年9月 2日 (日) 06時29分

> Jackyさん

先日はありがとうございました.:-)
無事,中国で生きてますか? :-)
文化背景などの共通の知識が深いcommunicationに不可欠なのは言われる通りです.ただ私の場合は,それ以前の部分も多分にあるんです.:-)

中国については,あんなにorganizeされていない状況でこれだけのpresenceがある国(今は氷山の一角のようにごくごく一部の力を出しているに過ぎないと思っています)です.これからorganizeされていくにつれ,猛烈な力を発揮する国と思っています.Jackyさんのnativeなみの中国語communication能力で,中国のことを医療に限らず教えてください.:-)

投稿: 夢見るK | 2007年9月 2日 (日) 06時38分

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