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相手が本音を語ってくれないとき

会社という組織の中で,この人はここを変えられると損をしなくて済むのにと思うのを見かけた.反面教師の意味での観察記録.
症例Aさん,年齢40代後半,裏表のない素直な人だが周囲からの評価は「親分肌の気難しい職人」.
ちょっとしたところで,論理性が乏しく感情的に反応してしまい,本人の業務評価を下げてしまっている.
このAさんの訴えに,「どうして○×さんは,本音で言ってくれないのだろう...」というのがある.本人は,周囲の同僚に何でも気さくに本音を言ってくれるような人間関係を望んでいる.そして,業務で任されたことは全て自分が関わっていないと気が済まないという職人気質的(micromanagement)なところがある.業務上の問題をAさんに気を遣って,Aさんに相談せず処理したりすると,Aさんは「どうして私を外しているんだ..」と不信感を持ってしまいがちである.
周囲の同僚が本人に余計な気を遣って本音を言わない状況になり,Aさんの不信感が増大(意固地になる)するという悪循環に陥っている.
Aさんは時に怒りを交えた反応をするところがあり,周囲が本音を言えなくなっていることに気がついてないのである.そして,その周囲が本音をいわない状況に不満を持ち,その原因が本音を言わない相手にあると思ってしまうのである.

相手が本音を言ってくれないと嘆くときに,上記のような状況に陥ってないか振り返ってみよう.
# このAさんに認知療法的approachで,反応の仕方は変わってきていた.その後を知らないが,Aさんが周囲に責任を転嫁せずにhappyな人生を歩んでくれていることを願う.

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コメント

まっ所詮は自分を省みるところに解決策を見出せるってことですな。
相手の本音を聞きたかったら、まずは敷居を低くして相手の目線に合わせることですよ。
それをせずにお高く留まっているようでは、半永久に無理ですな。
たまにはおバカになってみるのも一つですなー。

投稿: jacky | 2008年8月27日 (水) 10時48分

> Jackyさん

ご無沙汰しています.無事に渡米して少し落ち着いてきたところです.blogの方は,日本にいたときに書き溜めていたのを自動uploadさせていましたが,弾が尽きて(?)ここ最近は更新できていません...:-)

Jackyさんの言う,「おバカになってみる」というのは本当に大事だと思います.相手の警戒心を解くには,バカにされ過ぎない程度にバカになるというのがコツと思います.

投稿: 夢見るK | 2008年9月27日 (土) 05時38分

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