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2回目の海外赴任

2008年の7月末に渡米してSan Franciscoにやって来た.
前回は,中国(北京)に赴任していた御蔭で,今回はほとんどculture shockがなくsettle inしている.最低限の言葉は通じるし,マナーも良い.日本の食材,日本人のcommunityも大きく,あまり外国に来たという感覚がない...中国の時にはいつも毛穴を引き締めておくような緊張感があったが,今は日本にいるときのように日常生活の中で緊張感に乏しい.
職場も自宅も治安が良く,気候も快適である.
逆に,中国のときに常に感じた日本人として生まれた有難みに乏しい.世界の大きな厳しい格差社会を肌に感じにくい.
このまま何気なく過ごしていては,成長できないという危機感を感じつつ,ついつい惰性に走ろうとする自己との新たな勝負である.
アメリカ人に混じって,ノンビリ生活をしていては成長できない.

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製薬業界のMD

記事を書く余裕がなく,手抜きで転職のagent(今回の転職先が決まる前)に製薬業界のMDについて説明した文章を転載

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Aさんは,製薬業界で働く医師の現状まではお詳しくないかと愚考し,私のおかれている現状を含めて御参考までの情報として下記書かせて頂きます.
日本の製薬業界で働く医師は現在はまだ200人程度です.医療崩壊が進み臨床を離れてこの業界に入ってくる医師はここ4-5年で急激に増えているものの,最近のグローバルでの同時開発(この数年に急激に進んでいます),上市した薬剤の安全性の懸念,medical marketing概念の浸透でそれ以上に需要が大きくなっています.感覚的には5割はphamacovigilance(安全性),4割はR&D,1割がmedical marketingで働いている感じです.
医師になるぐらいの人ですから読み・書きの英語は問題ないものの,さすがに英語でdiscussionをこなせる英語力を持っている人材は限られてます.
又,臨床→製薬業界に入る上でひとつハードルがあり,入っても会社という組織に馴染めずにいる医師も多いです.又,ライン管理職の機会を得ている人は比較的少ないです.
製薬企業で働く医師はこうした背景(極端に供給が乏しい)があり,役員クラスに準じた待遇を与えられていることが多く,小生の現在の会社での処遇も業界の標準的な範疇です.また,一度業界に入ってしまうと転職が容易で数年毎に転職されている人も多いです.
ただ,この業界に入ってわずか1年程で,現在の私のポジション(年収及びライン管理職)を提供されるのは珍しいのには違いないです.現在の会社でも,わずか入社1年に満たない小生を年功序列の柵を乗り越え社内の最年少部長に昇進(私の34歳の記録前までは39歳の部長が記録)してもらっています.又,現在の会社にしても,私の代わりになる,US本社の医師とdiscussionできる人材をそう簡単に補充できるわけでもありません.
そこまでの待遇を提供してもらっていながら,私自身のスキルの追求という目的のために,昇進後わずか5ヶ月で退職するという「良心の呵責」の葛藤が私の内心にあるのも事実です.
こうして日本国内では製薬業界での医師への高い需要(超売り手の市場です)はありながらも,海外でのポジションとなると非常に限られています.今回のY社のようなポジションの御話でも,うまく探すと私のように年収に関係なくに応募する医師もそれなりに存在すると思われます.

Y社の方でも決して余裕があるわけではない財務状態で,R&Dでの実際の能力が未知数である小生に対してできる限りの処遇を頂いているのは理解しております.Y社・現在の会社の両社にできるだけ迷惑を少なく話しを進めたいと思っておりますのでご理解いただければ幸いです.

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