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他人のために生きる

臨床を離れて仕事をしていると,人の役に立っているという感覚が少ない...臨床では目の前の患者さんが医師の助けを実際に必要として,治療をして心から感謝してもらうということが多い.
# 医者をしていた時には,患者さんから感謝してもらうことが当然のことのようになってしまい,人に感謝される仕事をするという有難さを忘れがちだった...

会社員をしながら,今やっている仕事が何か社会の役に立っているのか?と聞かれると,かなり苦しい答えになる.製薬企業の作る薬で,本当に社会に必要なものは少ない.だいたいはme-tooドラッグのような,どこも似たりよったりの薬が莫大なお金を費やして開発され,莫大なお金をかけてマーケティングが行われている.このマーケティングは非常に巧妙で,医師自身が無意識のうちにこの戦略の影響を受けてしまっている.
# 医師の信じるEBMの多くが,製薬企業のマーケティングの一つとして作り出された臨床試験結果の塊である.

そしてそもそもこの製薬企業を駆り立てるものは何かと言えば,経済的利益であり,国民一人一人のお金・長生きしたいという煩悩に過ぎない.
自然界でなぜか人間だけが特別と思い込んで,自然の摂理に反して人間だけが全員長生きし豊かに暮らしたいと夢見て社会が作られている.どんな意味がないと思う仕事でも,その家族を養うためには必要なのだろう.結局,家族(自分じゃない他人)のために生きようと皆必死なのだ.
それならその他人のために,何ができるかを考えて,より自分の能力を高めてシステムを残せるように頑張らなくては...

よくわからん自己問答だが,会社という組織の中で生きていくのに,このプロセスは何の意味があるんだ?このよくわからん駆け引きはなんだ?...と自分的には非効率だらけだが,それに意味を見出して目の前のことを突き進むための自己回答でした.
一見意味がないことでも,意味がある.例え,意味がないことをするのも人間だから仕方がないと悟る(?)のであった.

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コメント

結局は資本主義社会の奴隷的存在を増やすだけなんやけどね。
そして君は、その片棒を担ぐ歯車的存在なのでしょう。
まあ我々に出来ることといえば、ゴミみたいなシステムを改革・整備して、より意義のあるシステム作りに貢献することですかなー。

投稿: jacky | 2009年2月19日 (木) 12時14分

> Jackyさん

景気が良いと言って、まだまだ使える自動車を買い替えて、自然を破壊して家を建て、限られた資源を浪費。
不景気だといって倹約に走り、日々の生活に困る人が現れる。。。どっちに転んでも難しい。。。
そもそも煩悩を多く持った人間が60億も存在して、全員幸せな生活を送ろうとすることに無理があるんでしょうね。。。

投稿: 夢見るK | 2009年2月21日 (土) 13時45分

もうさ、行き当たりばったりの生活をしている人に水準を合わせてられないですよ。
結局こういう人達って、ちょっと臨時収入とかあると旅行とかでパーっと使ってしまい、全く貯蓄という概念がないから、突然リストラとかに直面すると路頭に迷ってしまう。
ある意味、全く無計画な自転車操業的な生活スタイルですな。
ここら辺は、今倒産・破産の危機に直面している企業たちも同じ原理ですな。
ここでこいつらを救ったところで、どうせ反省・回顧・改革なんかしないだろうから、そのまま放っておくのがいいんじゃないの?
無計画な輩に救済の処置は必要ありません!
生活レベル・環境をかなり下げれば、何とか生きていけるんだから。

投稿: jacky | 2009年2月21日 (土) 18時59分

> Jackyさん

貧困の差が広がって、やがて革命・戦争が起きて借金のリセット・インフレ(貯蓄していてもインフレで資産が減る)が起きる。。。歴史を見ているとその繰り返しで、結局、借金しまくってそのときそのときをしっかり楽しんでいる人が良いのかもしれません。:-)
そうすると日本人の貯蓄好きは、アメリカ人の浪費を支える(国としてアメリカ国債を買い支える)手段となっているだけなのかも。。。:-)
結局、何が正しいのかわからないですが、自分のしたことを国の責任・周囲の環境の責任に転嫁することがないように、自分の人生は自分で責任を取って歩みたいです。:-)

投稿: 夢見るK | 2009年2月23日 (月) 03時57分

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