« 日本人であることを恥じるとき | トップページ | 夕張市の財政破綻処理に比べると... »

酒気帯び医師の診療

このところ公私共に余裕が無くblogが更新できてない.....怠慢...

最近,日本のどこかで酒気帯びの産科医が分娩を取り上げたとかが批判されているらしい.
車の酒気帯び以上に問題だと法律で罰するべしとの意見もあるらしい.

一般の人からすると生死に関わる現場で酒気帯びで勤務など考えられないだろうからそういう意見も致し方ない.ただ,医療の現場の感覚では,そんなことまで罰していたら,夜間に診てもらえる医者自体がいなくなってしまう.
残業で疲れて,自宅に帰って一杯も飲むなというのは,1週間はできるかもしれないが,一生は無理だろう.非人間的な労働時間・拘束時間の現実をなんとかしてからでないと医療崩壊を助長するだけだろう.

いわゆるエリートと言われる教育を施された医師を各専門領域ごとに準備し,専門職トレーニングを受けたコメディカルが豊富に存在し,24時間いつでも見てもらえる高度医療機関が身近なところに存在する.こんな環境を維持するに似合うだけの医療費を払っているだろうか?? 100円しか払っていないものに,10000円の品質を期待する.そんな非常識な期待が,医療崩壊の根冠.

ちなみに私はアルコールは一切飲みません.っというか飲めない.:-)

|

« 日本人であることを恥じるとき | トップページ | 夕張市の財政破綻処理に比べると... »

コメント

だから担当勤務時間帯以外の診療を善意という名のもとにやるのをやめたらいいんだよ。
夜はもともと手薄になるのは仕方ないんだからしょうがないんですよ。
欧米なんかは、そこら辺のメリハリがしっかりしてるんだがなー。
医者だから24時間365日常にいつでも出動できる態勢を作っておかないといけない、というのはチャンチャラおかしいでしょ。
日本の医療は、まだまだ崩壊の程度が甘いですなー!

投稿: jacky | 2009年5月11日 (月) 15時21分

私も出来ないことは出来ないというので良いのではと思います。
と言うか、何処の世界も同じかと思いますが、無理してやっていることが当たり前として受け止められている状況が異常だと思います。
日本はあらゆる事において、背伸びをし過ぎている状態だと思います。
おまけにその好意を受ける側が施す側のことを考えず、利己主義に走り過ぎているのでは。
まぁ、今の状況から変化するには一度どん底まで落ちて見るのも良いのかなぁと思う今日この頃です。

因みに私もアルコール無しでも全く平気なたちです。
今日は少々飲んでいますが。。

投稿: matt | 2009年5月12日 (火) 22時59分

> Jackyさん

私も医療崩壊の程度はまだまだ始まったばかりと思います。:-)

> Mattさん

御無沙汰しています。Swine Fluに罹らずに無事に過ごされてますか??:-)
日本の文化の中では、相手に少々無理して対応してもらったり、そうしてもらうことを当然のことに思ってしまっているのを感じてます。そうして自分がやらなければという医療従事者の独りよがりな(?)良識と、それに頼ってしまう社会で共依存状態。言われるようにこれって医療に限らず、管理職のサービス残業が普通になっているビジネスの世界でも同じですよね。自分がやらなければというサラリーマンの独りよがりな良識と、それに頼って成り立っている会社。
日本の古き良き風習が、制度疲労を来している状態で、どこかで作りなおす必要があるんでしょうね。

投稿: 夢見るK | 2009年5月18日 (月) 16時13分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/172831/44928294

この記事へのトラックバック一覧です: 酒気帯び医師の診療:

« 日本人であることを恥じるとき | トップページ | 夕張市の財政破綻処理に比べると... »