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過度な正社員保護の弊害

日本は法律で守られて、正社員は簡単に解雇されない。そうして、会社都合の解雇には、多額の補償が必要となる。会社員の立場の私にとっても有難い話だ。
ただ、日本の国際競争力・自由競争を思うと弊害の多い制度だ。

正社員は会社にとって、維持費(福利厚生)がかかり、簡単にやめさせられない。経済環境により会社の体制を変えるという柔軟性を乏しくする。
換わりに派遣社員・契約社員という業務形態を活用して、会社の柔軟性を維持しようとする。正社員-派遣・契約社員という大きな壁を生むことになる。優秀な派遣社員より、できない正社員の雇用が維持されるという不平等を生む。正社員には会社が潰れない限り職が維持されると安閑と過ごす人が生まれる。
日本以外の国に目を向ければ、日本語を話さない・日本特有の文化を知らないということを除けば、契約形態の自由な優秀な人材が豊富に存在する。

日本の正社員保護は、終身雇用の基本であり過去にはうまく機能した。ただ、これからの日本の競争力を考えると、少なくとも正社員と派遣・契約社員の垣根を低くする必要があると感じる。ここで重要なのは派遣・契約社員の雇用保護を維持する方針は、海外に雇用機会が流出するだけである。

我々個人個人は日本語が話せることを除いては、常に世界の中での競争にさらされていることを意識したい。

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コメント

いや、そんなんじゃまだ甘いでしょう。
あまちゃんな緩い考えを持っている奴等を変えていくためには、もっとガンガンに企業に倒産してもらわなあかんですよ。
自分の会社が倒産する、という事態に直面して初めて、企業安全神話・馴れ合いの体質への依存心から、目が醒めるのです。
これからは、GMのように競争力のない企業にはどんどん撤退してもらいましょう。
そして、真に体力・競争力・存続価値のある企業・従業員だけが生き残る時代を迎えるのです。

投稿: jacky | 2009年6月 8日 (月) 15時54分

まあ、優秀と言われる派遣社員・契約社員も居ます。
しかし、あくまでも受動的な仕事の範囲での話し。
じゃあ、何も無い所からこうやって的な仕事はどうかと言うと
大部分の派遣・契約さんはやらないし出来ない。初めからそういう意識で入っている人が殆どだから。
比べる場合のベースが違うのですね。
とは言え、おんぶに抱っこで使い物にならない正社員も数多く存在するのは確か。
お陰で一部の正社員に仕事の負荷が集中するのです。
これが現実では。

投稿: matt | 2009年6月 9日 (火) 23時36分

> Jackyさん

相変わらずaggressiveな御意見ですね。:-) どちらにしても生き残っていけるように、常に自分を次のステージに伸ばし続けなければならないってことですね。:-)

> mattさん

御無沙汰しています。大企業での人間関係は大変と思います。今の私のすごーーーく小さな会社でも痛感してます。
特にわけのわからんできない上司の場合が一番問題と思っています。:-)

投稿: 夢見るK | 2009年6月14日 (日) 12時29分

世の中、会社はなぜそんな無能なやつらをそんな重要なポストに置くのでしょう。
まあ、その愚かな決断が会社の崩壊の始まりなんですがね。自業自得か。

投稿: jacky | 2009年6月15日 (月) 02時09分

> Jackyさん

一見無能に見える人にも、何か秀でたところがあったりすると感じてます。上司も完璧じゃないから、それを補うために自分が雇われているんだろうと..。:-)
医者は一匹狼の職人みたいな職業だから、会社という組織で働くのに苦労してます。:-)

投稿: 夢見るK | 2009年6月20日 (土) 23時15分

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